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植田アルマイト工業株式会社の社名には、「アルマイト」という言葉が含まれています。
このアルマイトは私どもの事業そのものであり、会社としての強みでもあります。
アルマイトとは、アルミ素材を表面処理する技術のことです。創業当初は鍋やヤカンなどの製造を手がけていたため、年配の方の中にはこうした家庭用品のことを「アルマイト」と呼ぶ人もいます。給食で使われている食器もアルマイトなので、毎日のように見ていたという方も多いと思います。
植田アルマイト工業はこのアルマイト専門で70年の歴史を数え、社会や産業のさまざまな分野にアルマイト製品をお届けしています。
高級スポーツカーをはじめとする自動車部品や家電製品、デジタル機器、建物、産業機械、そして身の回りの生活用品にいたるまで、実に多くの分野で植田アルマイト工業の製品が活躍しています。
アルマイト加工をすることによって耐腐食性や耐摩耗性、耐熱性、滑り性、抗菌性、静電気対策といったように表面の性能向上が実現します。アルマイトの技術を通じて社会の隅々でお役に立つのが、私ども植田アルマイト工業です。
高度なアルマイトの技術を実現するためには、そのための手段となる十分な設備が必要です。本社工場に加えて堺硬質工場、三重工場、三重硬質工場、さらに三重工場には研究室を設置し、高度な技術と生産キャパシティを実現しています。
2014年には板アルマイトラインと板材自動倉庫、型材倉庫を兼ね備えた新工場が完成、また2017年には本社に新社屋を建築し、清潔感のある社内空間や大きな食堂などを設置して社員の過ごしやすさ、働きやすさを実現しています。
おかげさまで植田アルマイト工業は、アルマイトを専門として全国トップの企業となることができました。いわゆるリーディングカンパニーに成長することができたのは光栄なことですが、リーディングカンパニーには業界を牽引し、アルマイトの新しい可能性を切り拓いていく使命と責任があると考えます。
アルマイトにはまだまだ未知の用途や活用法があるのは間違いのないことで、アルマイトの技術革新がもっとよいものを生み出すことで、それが社会の豊かにすることができると確信しています。私どもが日々行っている研究開発は、そのためのものです。
アルマイトの新しい技術を生み出すのはほかでもなく「人」の力なので、社員の満足度向上に取り組むことで、アルマイトの持つ可能性をさらに大きく広げていきたいと考えています。
植田アルマイト工業は、おかげさまで創業から70周年を迎えることができました。
歴史のある老舗企業の仲間入りをするとともに、これまで順調に成長を続けることができたことに、深く感謝いたしております。
ここまで長い年月を積み重ねることができたのは、お客さまからいただいた信頼によるところが大きいと思います。ものづくり企業にとっての信頼とは確かな品質や技術であり、これからも新しいものを生み出していく開発力や提案力です。
こうした植田アルマイト工業の企業価値は、もちろんこれからも変わりません。
アルマイトの新しい可能性に挑戦し続け、社会を豊かにできる製品を生み出していける企業であり続けたいと考えております。
植田アルマイト工業は、100年企業をめざして、これからも歩みを続けてまいります。