製品案内
ケプラコート(硬質アルマイト)
(特殊電解液によるプラズマ電解処理)
特別に開発された処理液中でプラズマ電解により生成した大量の酸素プラズマとアルミニウム合金が反応して生成される酸化皮膜で、特長的な機能・性能を付与することが可能です。
ケプラコートの特長
1.ダイカスト材への処理
もっとも特長的な点は、黒処理でアルミダイカストの湯流れ模様を隠蔽させ非常に美しい外観を得ることが可能となります。
2.外観色
白色と黒色の自然発色皮膜で、マット(梨地)調の美観を得られます。
3.皮膜厚さ
白色仕様で30~100μm、
黒色仕様で5~10μmとなります。(アルミニウム合金種により異なります)
4.疲労強度
ケプラコート処理された酸化皮膜は、ほかの比較可能な皮膜に比べクラックが発生しにくく、繰り返し曲げによる疲労強度に優れております。
5.放出ガスが少ない
プラズマ電解処理の特性として、真空下でも皮膜から放出されるガスが少ないため、真空装置でご使用いただいております。
6.UV対策
紫外線照射装置のカバーなどにご採用いただいており、装置メーカー指定の処理となっております。
7.乱反射防止
光学機器関係につきましては、黒色染色品で行う特殊な前処理をせずに、直接ケプラコート処理することで、乱反射対策としてご使用いただけます。
8.耐熱性
ケプラコート処理された酸化皮膜は-196~+400度の範囲でも、皮膜の剥がれおよび退色はありません。
ケプラコート |
※マスキング
生地の状態を保護(マスキング)をすることにより、寸法公差外の防止やアース用途の使用などにも対応させていただきます。